加盟団体活動レポ:全空連空手道連盟寒稽古(1月11日)

2021年1月11日(月・祝)マリンポートかごしまで、当協会の加盟団体である「(全空連)鹿児島市空手道連盟」の寒稽古が行われました。朝は曇り空でしたが、稽古が終わる頃には、空手道連盟の皆さんの活気に呼ばれたように、スッキリした青空となりました。

参加者数は団員139名、指導者15名。例年より人数は少ないそう。

はじめに、井伊康博会長から、「空手道の寒稽古は、寒い時期に寒い中稽古をすることで『耐える力、我慢する力』を養うもの。新型コロナウイルスの影響で試合が減っているけれど、今だからこそ、競技空手以外の本来の空手道・空手道の精神を意識して練習してほしい」とのお言葉がありました。

全体での基本稽古の後は、参加団体による団体演武。この日は、「心道館鹿児島」「城西館」「糸洲会鴨池」「瑞空塾」「賢友流」「剛柔流福平」の6団体が参加し、団体ごとにキレのある演武を見せてくれました。(写真はクリックorタップで拡大します)

稽古の合間には走り回ったりじゃれ合ったりしていた子どもたちも、演武が始まった瞬間、ピリッと真剣な表情に。見ているこちらも、息をするのを忘れるほどの緊張感でした。

空手を通して、子どもたちに伝えたいこと

稽古の後、空手道連盟の井伊康博会長にお話を伺いました。

今日冒頭でも皆さんにお話ししたのですが、大人になってからは、理不尽なことや、思ったことが通らないことが多いですよね。そのときに、自分の中で、折り合いをつけること、我慢することが必要になってくるだろうと思います。空手を通して「耐える力、我慢する力」を育ててほしいなと思っています。
スポーツ少年団の流れで、空手道連盟には小学生が多いですが、中学生になると、受験があったり勉強しないといけないので、空手を離れる子も多いです。小さい頃に一緒に苦しいことや楽しいことを共有した、利害関係がない友達は一生続くと思います。ぜひ生涯の友達をつくってほしいです。

空手道は、もとは沖縄発祥の武術であり、柔道や剣道と同じく「道」のつくスポーツ。今回、子どもたちの真剣なまなざしとキビキビした動作を見て、身体的な鍛練だけでなく、精神的な鍛練がなされていることを、肌で感じました。


今後も、加盟団体の活動をどんどんご紹介していきます!(取材:藤山・米山)