グループ討議での意見|令和5年度 ブロック別指導者・母集団研修会
令和5年6月に開催したブロック別指導者・母集団研修会で行った「グループ討議」で出た意見をまとめました。各団のみなさまの今後の活動の参考にしていただければ幸いです。
テーマ① スポーツ活動で少年団を選んだ理由 ~理由からスポーツ少年団の魅力を考える~
(子どもの意思)
・本人がどうしてもやりたいと言ったから
・本人からしたいとの申し出で入団
(友達の影響)
・友達が入っていてやりたいということになった
・親が野球をやっていて、4年生になったら何か少年団に入りなさいと息子に声をかけたら友達に誘われてソフトに入った
・友達に誘われた
(家族の影響)
・兄弟で入団することが多い
・親がやっていたから入団
・兄弟が同じスポーツをしていた
・学校では二つしか選択肢がない、バレーを親がやっていて、それを見てやりたいと言った
・友達作りをしてほしいと思ったのがきっかけ
・あいさつ礼儀など基本的なことができてほしい
・児童クラブなどで特定の人としか会わない為、他の人と出会って欲しかった
(少年団の魅力)
・合同チームなのでほかの生徒と関われて良い
・ある程度試合に出してくれる
・あいさつや礼儀が身についた
・友達と高めあえて、楽しくスポーツができる
・親同士もコミュニケーションが図れる
・クラブチームから少年団へ入団し、楽しく過ごしています
・少年団は親の協力が多いが行事などの参加をして親の交流を深める
・団費が安い、歩いて行ける、友達がいる、母たちも友達ができる
・たくさんの交流ができるので学校生活も充実できる
・生活面を整える目的、スポーツが好き、人とのかかわり
・親まで楽しめる、子供とのかかわりを作りたいと思った
・大人になってからも楽しめる
・少年団に入ってよかったと思った方が全員でした
・指導者の方がとても良い方で、種目だけでなく子供の成長にとても良い
・クラブチームに所属していたが強く上手な子が多くてなかなか試合に出れず残念だったので少年団へ移行、試合にもたくさん出られてとても喜んでいる
・練習以外のところが楽しくて(他の校区だったが)視野が広がって良かった
テーマ② 望ましい単位団運営の在り方 ~役割分担や当番制など運営の工夫を共有しよう~
(役割分担)
・当番制で月1回、平日1人日祝2人・キーパーも当番制
・登録は会計に任せて、入会申込等も保護者で負担
・役員だけではなく皆で負担、人数が多いと出来るが少なくなると難しい
・会長、副会長は高学年で行っているところが多い
・指導者・保護者・役員どの方に関しても1人に負担がかからないようにみんなで分担しながら取り組んでいる。
・大会当番1人 見守り2.3人
・会長、保健担当、会計担当、打ち上げ担当等・・・1人1役
・団員40名の実例
役員…会長、副会長、会計、レクレーション係、遠征係、注文係、物販係等
・登録等はコーチが行っている
・役員、会長、副会長 女性がなることが多い
・男性が会長をして指導者との連絡がうまくいっている団もある
・女性だけの役員の団の方も『男性が1人は入っているほうがよさそう』という意見もあり
(運営の工夫)
・グループLINEでつながって協力してうまくやっている、指導者の都合なども同じ
・決まったこと、連絡網はグループライン
・団員が減ったので保護者の負担を減らしている、水分補給は各自、高速代は各500円など
・引継ぎの意味をこめて役員に6年以外の人も入れた
・当番制で1人は絶対にいる・キーパーは各自水筒・連絡はグループラインで
・役員をする前年から、サポートや自分から勉強して出てこられる親が協力してする
・(指導者より)保護者が仲良くやってくれてとてもやりやすい
・役員の引き継ぎ時期 4月に新会長(新6年の親へ)、11月から引継ぎ。2月の公式戦終了後に引継ぎなど
(意識)
・共働き家庭は、わが子のためと思って頑張っていく。
・少年団は子供達が主体なので保護者負担とではなく考えていたい
・気持ちを渡す→見返りはお金ではなく
(悩み)
・当番決めが大変な団もある
・昔からの流れで役割分担や当番制があるが、今の時代でそれがそのままの決まりでなくて良いのでは
・育成会で会長をしたら免除があるのか?各家庭の温度差がある
・役員決めが大変、会計、会長などもなしのところもある
・父親の積極的な協力をどのようにしていくか
テーマ③ 団員の増加のために考えられる工夫や取り組み ~事例を共有しよう~
(学校等との協力)
・先生を巻き込んで広告を出してもらっている
・校長先生が試合を観に来てくださる。→それを朝礼等で話してくださる。
・少年団担当の先生がいる。
・学校から全校生徒に配信される安心メールで体験会の案内をしている
・運動会、地域運動会での少年団紹介(今はコロナの影響で未実施)
・PTA新聞やまちづくり協議会、児童クラブでの紹介
・ポスターを提示して募集、チラシの配布(競技の無い他校でも配布)
・活動風景の動画を作成して学校で給食の時間にながしてもらう
・運動会の食事の時に教室のテレビで紹介VTRを流した
(口コミ・声かけ)
・子どもたちも声かけ、団員が友達を連れてくる。
・団員を増やすためには親の声掛け(口コミ)も大切
・ママ友への口コミを利用、友達への勧誘活動をおこなう
・子供たちや保護者が声掛けして、入れない理由などを解決した。(練習日変更、送迎問題)
・試合に出て楽しかったことの子供から子供へのPR
・子供達はお友達に、大人はPTAなどで声掛け
・大変さを超える感動があることを親が伝えていく
・団員が多いところは、友達同士で入団する。
・校区外でも入団できることを知らない人も多いのでまず知ってもらうことが大事
・子どもたちの口コミで他の少年団やクラブチームからの情報共有を行っています
(見学・体験会)
・体験入団(子も親も一緒に体験する)
・遊びながら楽しく指導して随時見学、一か月体験をしてOK
・低学年用にソフトバレーで体験入団を促してハードへ移行している
・全団で体験会を企画.実施(スタンプラリー)
・バザーでストラックアウトやフリースローを開催し楽しさを伝える
・体験は大変だが、指導の幅は広がった
・初期費用がかからないよう貸し出しをして、普段着で参加できるようにした
・子ども同士で教えて楽しさを伝えている
・体験会には保護者同伴で来てもらい、子どもには団費からお菓子やジュースを配る
・随時募集することも大事だが、体験会の日を設定したほうが集まりやすい
・平日、土日すべての練習に体験OKにしている
(ポスター、チラシ)
・学校内や地域の店や施設へポスターの掲示
・全校生徒へのチラシ配布
・児童クラブや地域のお店にもポスターをお願いする。
・保護者の立場の内容で作成したポスターを学校の掲示板に貼ってもらい入団者が増えた
・幼稚園・保育園にもチラシを配布、キャッチボール等楽しめることから
・子供達がチラシをつくって学校で配布
・ポスターチラシ作りなどQRコードチラシにのせチーム作りを公開、アピールする
・チラシに競技のことだけではなくレクレーション等の楽しい行事についても載せる
(SNS・ホームページ)
・親が子供にさせる、TikTokを子どもと一緒に上げる
・インスタを保護者で作って配信している
・youtubeでの紹介動画
・インスタをイベント毎にUP
・インスタを見て入る子が多い、しかし個人情報に注意が必要
・ホームページで受付、紹介(月1回ほど問合せがある)
・掲示板を作り試合の報告をする
・保護者の許可を得て練習風景や楽しそうな場面の写真を撮りインスタにあげている
(活動の工夫)
・何もしない日やストレッチの日も作る
・楽しくしている様子をまわりに見せる
・試合の回数を減らしたら団員が増えた
・BBQなど子供が楽しめるイベント作り
・今年度2チームに分け、試合に出られる子を増やした。
・休みの連絡はいらない、行きたいときに子供達が楽しくするのが一番
・低学年は楽しませる事を優先する
・少人数でも他校チームと合同チームを組む
・人数が増えたためゲーム感覚で体作りなどを行い楽しく活動している
・平日だけ入団
・少年団の雰囲気を良くする事、一番は挨拶
・廃品回収で得たお金でアイスなどをふるまう、おいしく楽しく
・防具等もおさがりをもらえてとても良い
・団員を増やすために試合を減らしたり(親の負担を減らす)レクレーションを増やしたり、子供達が自分で声掛けをして団員を増やしていった。
(指導者)
・子供5人に1人の指導者と充実させる
・指導者が怒らない、楽しくする
・勝つだけではない。指導者は愛情をもって接している
・試合に出る機会をできるだけ全員に与える。
・勝ち負けにこだわらず、全員試合に参加させている。
・小学生のうちにスポーツを楽しんで貰えるように指導
(組織体制)
・指導員の増員(団員との接する時間を増やす)
・スポーツ少年団は親の負担が多いので、役割分担や当番制など親の負担を減らす
・指導者がいろいろやってくれるので、保護者負担が少ないと団員も増える
・送迎等は他の親御さんとフォローしあう
・コロナが流行してから、お茶当番をなくす、練習時間を短くするなど
・親の当番などは廃止するなど、親の負担軽減をはかっている
・当番制は土日のみで軽減している。試合は来られる方で、平日は指導者がしてくれている
・保護者当番なし、土日の参加強制なし(休みとりやすい)、保護者負担なし
・今年から平日のお茶当番をなくし平日の練習を減らしている
・保護者の負担を軽く、働くお母さんでも入りやすいイメージに持っていく
(団費)
・兄弟で入団すれば、団費が安くなる。
・団費を安くおさえる
(悩み・要望)
・コロナで募集が出来ず、人数が少なくなった
・親への負担を考えると入団しにくい環境がある
・他校区を呼び込むと送迎が大変
・学校主催で 体験会の機会を与えてほしい
・スポーツ少年団の指導者が外部講師になりつつあり、育成会がどのように活動すればいいか?に不安があるのでは?
・体験会などで子供が興味を持っても親が反対することが多くなってきている
・親が土日に参加できない時の対応、当番.会長業務などの負担
・学校側からもっとスポーツ少年団活動に参加すると良いという旨の話があると良い
・クラブチームが台頭、少年団が減少している
・掛持ちの問題(練習に来てない子が試合だけは参加する)モチベーションの維持が大変
・近くに軟式野球ができて子供の取り合いになる
・少年団だと送迎が必要、クラブチームだとお金がかかる
・人数が減っている為親の当番もすぐに回ってくるので悩んでいる
・レクレーションするのに他校区のスケジュールを合わせるのが大変。参加できない子もいた
(その他)
・WBCやスラムダンクのブーム
・テレビでアニメ、漫画等で流れると入ってくれる
・しばられない雰囲気が大事
・わきあいあいの雰囲気、団員数が少ないと仲良くなれる?
・クラブに入っていたが少年団に入って良かった
・コロナ明けの時期なので人が増えやすい
テーマ④ 同じ団の指導者同士、育成母集団同士、指導者と育成母集団で、意思疎通を図り、適切なコミュニケーションを行うための工夫や仕組み ~連絡方法、会議の頻度、規約の利用など多面的に検討しよう~
・指導者だけのLINE、育成会と指導者のLINEグループがある。
・写真をアップして試合に来れなかった人も見ることができるようにしている。
・全体のLINEグループに指導者3名を入れている。
・指導者はよく飲みニケーションをしている。他団体とのかかわりもある。
・指導者と育成会とで分けたグループLINE、育成会長を窓口に一本化。
・団LINEで連絡を流している。練習当番を設けて、団員の変化は育成会長に連絡が来る。
・コミュニケーションは飲み会等、子供達も入れて実施している
・勝ちにこだわると…という考えと、やるからには勝ちを…という考えがあるので育成会とよく話し合う
・指導者、育成会との食事会を大切にしている
テーマ⑤ よりよくするために「指導者がこうしてくれると助かる」「育成会がこうしてくれると助かる」を共有しよう
(育成会→指導者)
・少年団に入っている親としては、子供を試合に出してほしいが本音
・指導者ラインと育成会ラインのグループに両者が入っているので、スムーズに連絡できる
・終了時間が決まっているのに守ってくれない
・指導者の考えを知りたい→保護者が協力していく(子供達の為に頑張っている様子)
・子供に対しての言葉使いを変えてほしい、傷つく子供もいる。言葉でのフォーローの仕方、理解できない子もいる
・連絡手段がうまくいかなかった→LINE活用
・レベルに合わせて指導してもらえると良い
・育成会同士の情報共有が難しい、役員のやることが多い
・達成感を味あわせたい、社会に出て中心となる人間になってほしい
・保護者が頑張っていると少年団も強い、指導者と保護者コミュニケーションが必要
・子どもによってほめるか怒るか指導難しい、保護者が興味を持ってくれると子供も伸びる
・当番を決めない→育成会長が負担増
・無駄なルールを止める(おかしはダメ)
(指導者→育成会)
・大会の参加は育成会に参加の可否は委ねている。(親への配慮)
・お父さんへの参加の呼びかけ
・決まった人しか動かないで指示されるのを待っている人がいる
・指導が厳しくなりすぎると問題になりやすいので難しいところもある
・子どもたちが出来ることはさせる、手助けは可能な限り控える
・補食のおにぎりを子供に作らせる、試合での親からの差し入れをやめた